信州小谷村、栂池自然園へ 栂池ビジターセンターリニューアルOPEN!
信州小谷村、栂池自然園へ 栂池ビジターセンターリニューアルOPEN!
梅雨も明け夏本番。毎日の暑い日常を離れて涼しい高原で過ごしたい! そんな気分に最適の施設「栂池ビジターセンター」がリニューアルopen。真夏でも残雪が残る信州・小谷村の栂池自然園の入場口にもなる同施設にはボルダリング!?やスラックライン!?があるとのこと。初めて聞く言葉の施設にワクワクしながら向かいました。
目次
栂池ビジターセンターへ
東京から北陸新幹線で約90分で玄関口であるJR長野駅到着。そこから車に乗り換えて約90分。近づくにつれて北アルプスの山並みが目の前に迫ってきます。
標高約1,900mもある場所でありながらゴンドラとロープウェイで気軽に高原を満喫できます。これには体力に自信の無い私でも気軽に山登り気分を満喫でき、とても嬉しいです。
そして終点の自然園駅に到着。ここで標高1,829m。降りると心地よい風が出迎えてくれます。日差しは強く感じます。400m程舗装された坂道を登るとみえてきました栂池ビジターセンターです。
ビジターセンター施設内部へ
外観は板張り外壁で山小屋風。建物自体大きな造りです。
風除室を経てそしていよいよ内部へ。まず吹抜けの広々したエントランスホール、ここでまず目に飛び込んでくるのが大きな薪ストーブ。スタイリッシュなデザインでとてもシンボル的な外観です。薪ストーブの土台には諏訪地方で産出される鉄平石が貼られています。
ストーブの鉄色ととてもマッチしています。
薪ストーブの脇には、古木で埋め尽くされた板貼り壁面が。
ここで使わている古木ですが、平成26年のこの地方を襲った神城断層地震により被災され解体を余儀なくされた古民家20棟のうち5棟から柱梁、板材を寄付して頂き、リニューアルに活用されたとのこと。そんな素敵なストーリーがさり気なく壁面のサインに書かれておりました。
地元の方もより愛着を持ってくれる仕掛けだなと感心しました。
メインの展示スペース
受付カウンターを抜けるとメインの展示スペースに入ります。
ビジターセンターの役割は自然園の動植物や気象、地質などを分かりやすく解説し、外国人を含めより多くの来園者が楽しく理解し、その結果環境保全意識とマナー向上につながるコトを目的に建てられたものです。
具体的には大きな液晶画面にタッチし、クイズ形式で問題に答えていくことでこの地域の動植物や気象・地形に理解する仕組みになっています。
スラックライン
今回のリニューアルの目玉、そしてここの大きな目的として、自然園の雨天対策としての施設が加わっていることです。
天候に左右されやすい山の天気。雨天時でも楽しい思い出が残せるようにと、アクティブな施設が加わりました。
スラックライン
幅の広いラインを張って遊ぶスポーツ。簡単に言うと綱渡り!
でも、綱渡りでバランス感覚や集中力などを鍛えることができる。
今回のスラックラインの面白いのは、スラックラインの壁面と床面に自然園の映像を映していること。この映像も動いていて、とても臨場感があります。
ボルダリング
岩の変わりに色の付いた様々な形のホールドと呼ばれる突起物を壁に付け、手ぶらで気軽に始められるクライミングが「ボルダリング」です。
(なお、ロープやハーネスを付けて登るのはインドアクライミングと言います。)
みんな初めてで手と足をどの突起物に掛けたらいいのか分からないながらも楽しんでいます。
フォトスポット
画面に向かってポーズして、背景の風景と合致していきます
画面を選び、写真に入り込んだ記念写真が撮影できる。
これならどんな天気でも、きれいな記念写真が撮影できて思い出になりますね。
スラックラインやボルダリングを備えたビジターセンター施設は全国でも初めての試みとのこと。これまでの動物の剥製とか写真、動画をチョット見せて終わりというイメージであったビジターセンターとは大違い。
古木をふんだんに用いた空間はとても温かみのある良い雰囲気で周囲の自然とも調和がとれています。新しい施設を体感出来てとても満足した時間でした。
以上、栂池ビジターセンターの施設紹介でした。
施設情報
北安曇郡小谷村千国乙12883-1
TEL.0261-83-3113
http://sizenen.otarimura.com/
開館時間 8:20~16:30 ※ロープウェイの時間に準ずる
入館料 大人300円、子供250円、15人以上団体割引あり
休館日 無休
主な収蔵品 ボルダリング、スナックライン、大型ディスプレイ
交通案内 JR南小谷駅から車で20分、ゴンドラ・ロープウェイで50分、長野自動車道安曇野ICから車で90分
駐車場 無
こちらの栂池自然園がメインです。木道が整備され、色とりどりの花々が美しいです。