今日の古木 #19「大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱」
今日の古木 #19「大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱」
山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第19回は、泣く子も黙る!大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱を紹介します。
目次
お久しぶりです!
長らく滞っておりました「今日の古木」シリーズ。
毎回楽しみに見てくださっていた、古木マニアのみなさま
大変申し訳ありませんでした。
今後は不定期ではありますが、古木な記事を書いていきますので
どうかよろしくお願いします!
さてさて、久々に大町にスケールの大きい古木が入ってきましたので、早速紹介していきます!
極太!ケヤキの大黒柱
タイトルにもありますが、今回は大町倉庫の中でも最大級の太さを誇る、ケヤキの大黒柱です。
寸法は太さ410角の長さ3800で
原産地は長野県安曇野市の堀金(ほりがね)という地域の古民家から引き取ってきたものです。
安曇野といえば、わさびなどが有名ですね!
(わさび通な人なら知っているはず、、、)
それと、なぜだか「安曇野スイス村」という道の駅的な施設がありますね。
安曇野とスイス、何の関係があるのか?
気になって調べてみたら、なんと!!!!!
諸説ありますが、「安曇野の風景がスイスに似ていることからスイスの町並みに似た建造物を作り安曇野スイス村と命名した。」とされているらしいです。
ヘぇ〜〜〜。
(スイスに実際に行ったことはありませんが、安曇野の景色、風景は大自然に囲まれていてとても綺麗です。)
ちなみに私の出身である千葉県にも似たような施設?がありまして
その名も千葉県にあるのに「東京ドイツ村」
千葉なの?東京なの?
ん、、、?
ドイツなの???
気になる方は一度行かれてみては?笑
ホゾ穴からわかる当時の間取り
柱の真ん中あたりをよく見てみると、、
綺麗な凹凸の跡がありますね。
マニアな方ならわかるはず
そう、ここには差鴨居が収まっていました。
ついでに下の方には、
ここをよく見てください。
これまたマニアな方ならわかるはず
こちらは敷居が収まっていた跡です。
これらのことから、この大黒柱の4面あるうちのこの面には
建具(引き戸)が絡んでいたことがわかります!
(寝かせている写真ですみません、、、)
一方こちらの面には縦に1本太く筋が通っているように見えます。
これは当時、壁があった跡です。
このように、ホゾ穴や古木の表情などから、
当時の間取りが、うっすらと浮かび上がってくる
というのもこういった古木の面白いところであります!
いざ極太を実感してみましょう!
冒頭にも書きましたが、改めてサイズの方を。
長さ3800、太さ410角(ケヤキ)
余談ですが、重さにすると約450kg程あります。
他のもので例えるならば、いわゆる一般的なりんご(300g程)だと
1500個分に相当します。
1日1個ずつ食べたとして、4年かかります。
果てしないですねー。
りんごの話はさておき、本題の太さに関して。
私のコブシと比べて見て、いかがでしょう?
まあ、確かに、、大きいかなー!?
我ながらこれだと伝わりづらいかなーと思ったので、
もう1個、他のものと比較して撮ってみました!
えっ?どれ???
よく見てください。
ここです。
ボールペンです。
どうですかね?伝わっていますかね?
思わずボールペンも寄りかかりたくなる頼もしさ。
ここまできたのでついでに大黒柱の下端を見てみましょう!
長年、古民家を支えてきた歴史と、どこか荒々しく、また渋みのようなものも感じます。
おじいちゃんの足の裏を見ているような気分です。
私だけですかね?笑
再度起こして、その大きさを改めて見ていきましょう!
弊社、大町工場長の田村もボールペン同様
思わず寄りかかっちゃっていますね!!!
(何か思い詰めているようにも見えますが、、、笑)
横にしたら、、、
なんということでしょう!
立派なベンチがそこにはありました。笑
(なんていう使い方もありです。)
いかがだったでしょうか?
今回の古木のスケールの大きさはみなさまに無事伝わったでしょうか?
どうもよく伝わらない、わからない、
実際に見てみないとなんとも言えんなーという方!
ぜひ大町へ遊びにきてください!
この他にも変わった古木など、ここでは紹介仕切れないものがたくさんあります!
そろそろ大町も雪が降る時期ですので、興味のあるマニアの方はお早めに!!
今回はこの辺で!