小林賢太の古木の本を出したい 第一回「古木の気持ち、木持ち」

小林賢太の古木の本を出したい 第一回「古木の気持ち、木持ち」

この連載は古木な会社で働く小林が、古木の気持ち、を求めてつらつらと考えを記します。思いつきで記していきますのでどんな内容を書くかは書き始めるまでわかりません。最終的には古木についての本を出せたらいいなー、なんて考えています。そんな連載の最初は、僕が古木へ感じている思いを記します。


人でもなければ動物でもない。
動くこともなければ喋ることもない。
人の気持ちを知るのでさえ正確にはほとんど無理なのに、
ましてや木の気持ちなんてあるのかもわからないしわかるわけもない。
けど、古木という木は何かを僕たちに語りかけてきている、ような気がする。
そんな風に思っているのは僕だけじゃないはず。
だって、古木には素晴らしい魅力がある。
多くの人が好きなんだからその理由を知りたい。
そこに理由なんてないのかもしれない。
けど、知りたい、と思う。

古木は人で言ったら老人、いろんな経験をしている。
経験豊富で魅力ある人が語る言葉には不思議な説得力がある。
もし古木が人なら、そんな人に違いない。
とても含蓄のある言葉を僕たちに語りかけてくれているはず。

人は辛ければ辛い経験をするほど、
その反対に小さな幸せでも幸せと感じれるようになる、はず。
豪雪地帯の雪の重さに長年耐えた古木は、
廃材として捨てられてしまう運命だった。
その古木を僕たちの力によって再度輝きを持たせる。
もう少し頑張ってくださいと綺麗に蘇らせてあげている。

雪の荷重という苦痛に長年に渡って耐える経験をしてきた古木は、
僕たちが作ったささやかな活躍の場を幸せと感じてくれているはず。
そんな僕たちには良い言葉をかけてくれているに違いない。
僕はそんな気がしてならない。

古木たちの気持ちを知りたい。
僕達がこの仕事を続けられる理由はそこにある、と思っている。

古木たちは素晴らしい。
クセがあり一本たりとも同じ木はない。
人と同じ。十本十色。
だからこそ扱いにくい。
自分の思い描いた通りに扱えたことなんて一度もない。
いつの日か古木たちに認められ、
古木な会社の会長のように古木たちと良い関係を築きたい。
古木の気持ちをもっと知れればできるのではないかと思っている。
古木たちがもっともっと輝ける場所を作れるのではないかと思っている。
古木たちを世界中の人に知ってもらいたい。

そんな想いのもと、古木の気持ちを知りたい、という切り口で、
様々な角度から古木について自分の考えなどを語らせてもらいます。
すごく偏った視点かもしれませんが、古木に魅了された古木のプロであるべき人間が、
自分の言葉で古木の魅力をいろんな人に知ってもらいたいと思っています。

連載二回目です

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