明治神宮を楽しむ 第1回『幸せのハート?猪目の謎を解く』

明治神宮を楽しむ 第1回『幸せのハート?猪目の謎を解く』

明治神宮の楽しみ方。第一回は明治神宮にはハートマークがいたるところに。何故? この謎を解き明かすために半年間通い続け、ついにその謎の結論に至る。


明治神宮にハート型?

皆さんはハート型をした猪目(いのめ)という日本古来の縁起の良い文様をご存知でしょうか?

この文様の由来には諸説あり、
釈迦が悟りを開いたとされる菩提樹の葉をモチーフにしたとか、
猪の目をモチーフとし獣の目による魔除けなどの意味があると言われています。

そして、この文様はお城の門扉、神社やお寺などで見ることができます。
主に屋根の鬼瓦がある辺りを見ると破風板に吊り下げてある建築装飾で懸魚(げぎょ)と呼ばれる部分に文様は使われています。


僕と猪目との衝撃的な出会いと言いますと、正月番組で明治神宮の特集が放映されており、その際に猪目が紹介されていました。番組では猪目という紹介ではなく、ハート型という紹介がされていて、僕はこの番組を見た際に何故、神社でハート型??? という疑問を持ったのが始まりです。

その正月番組を見てからと言うもの、もうそのハート型が頭から離れず、ハート型の疑問を解き明かすべく7ヶ月もの間、雨の日も風の日も、時には月に10回以上も通いつめ、

時には伊東忠太を感じ、
(伊東忠太って霊気を感じますね、、、多分、ハート型なんて興味ないんじゃないかな。。。)

少年時代を東京、佐倉で過ごす。帝国大学工科大学(現在の東京大学工学部)卒業して同大学大学院に進み、のちに工学博士・東京帝国大学名誉教授となる。西洋建築学を基礎にしながら、日本建築を本格的に見直した第一人者で、法隆寺が日本最古の寺院建築であることを学問的に示し、日本建築史を創始した。また、それまでの「造家」という言葉を「建築」に改めた。「建築進化論」を唱え、それを実践するように独特の様式を持った築地本願寺などの作品を残す。1943年(昭和18年)には建築界で初めて文化勲章を受章した。

つい最近までハート型は猪目という日本古来の縁起の良い文様だなんて初歩的な事も知らず、
本当にハート型がある!! なんて子供のように心を躍らせながら通った結果、
僕は一つの結論に達しました。

明治神宮は愛に満ちている

明治神宮は愛に満ちた神社なんだ!!

伊東忠太の建築にこのような俗世界的な建築要素はない。
それなのに、この猪目、いやハートの数。

ここにも

ここにも

ここにも

これなんか全てハート型

猪目、というかただのハート型にしか見えなくなってきた。。

犬も歩けば棒に当たる、いやいや、明治神宮を歩けば猪目に会える。
それだけ、猪目を多用した愛に満ちた神社なんです。

ハート型の謎をついに解く!!

ここからは(ここまでも? )あくまで僕の妄想です。なのでなんの根拠もありません。
でもこんな物語があったらもっと明治神宮が皆んなに愛されるのではないかな〜。

おそらく、明治神宮の設計者である伊東忠太の下で働いていた帝国大学の優秀な学生かスタッフがこの国家プロジェクトの担当となり、国家プロジェクトにも関わらず、恋人の為にこんな茶目っ気たっぷりな猪目の使い方をしたのではないのか? 僕が一番に思うのは、こんな事して大丈夫なんだろうか? というか、こんな大舞台でこんな事をできる事が羨ましく、そしてそれだけ恋人への想いが強かったのではないか? そして、その想いをここまでさりげなく建築に溶け込ませるなんて天才かっ!! て思うんですよね。その肝っ玉の大きさと言うか、構想の素晴らしさと言うか、小さな事でビビっている自分が情けないっす。。だって国家プロジェクトでこんな事を考えます? 普通。。

ものづくりは想いが込められたものにしか魂は込められず、そして人を感動させることはできません。明治神宮は参拝者数で日本一を誇ります。東京にあったからって普通ではない参拝数。そこには建築を設計した人の並々ならぬ想いが込められているはず。そして、人々を魅了するその想いはこんなハート型にも込められているような気がして、僕は明治神宮が世界中の人々を惹きつける力がある事を勝手に納得してしまいました。

極め付けは夫婦楠。明治神宮には夫婦円満の日本のご神木が植えられています。
これだけハート型を多用し、さらに御神木まで夫婦楠。夫婦円満の為に御神木を植える。

愛!! 世界は愛なんです!!!

もし本当にこんな物語があったら

明治天皇を祀る為の明治神宮の本質とはかけ離れたような愛の話ですが、それだからこそ不思議だと感じ、それだからこそこの構想を練った人が素晴らしい人なような気がしています。何もないところからこんな妄想を抱かせてくれるからものづくりの世界は素晴らしいんです。こんな妄想を抱かせてくれる明治神宮に感謝!!

国家プロジェクトの影で、こんな素晴らしい構想を実現しようとした設計者がいたとしたら本当に感動しますね。この女ったらしが!! って言ってやりたい。

と言ってもこれも妄想の話なのであしからず。。

明治神宮に通い、その上で僕が感じ、こんな物語があったら良いのにな〜、
なんて勝手に作った物語にお付き合いいただきありがとうございました。

それにしても、もしこんな物語が本当にあったら良いですよね。それと同時に、なぜそれが明るみに出ないのか? だって、こんなに猪目が多用された神社なんて他にないんです。設計ってボスがいて担当者がいて、担当者の力量によって設計の良し悪しも変わってくるん。明治神宮は良い設計です。だけど、担当者の名前が出てこない。伊東忠太はハート型なんてこんなに使わないんじゃないかな? もしかしたら天才肌の担当者を恐れた伊東忠太がいたのかもしれませんね。多分、担当者はこっぴどく怒られたと想像します。けど、直さなかったという事はそれだけ構想が素晴らしいと認めたのでしょう。それでもこの人に恨まれたら後世まで響きそう。。。あー怖。嫉妬。怖いものです。

世界の隈研吾はどーする?

ちなみに、明治神宮の駐車場の一角に建築計画が。
しかも、その設計は世界の隈研吾さん。
この建築にも猪目が使われるのでしょうか?

明治神宮を楽しむ際にはこんな視点もありますよ!!

明治神宮を楽しむ 第2回『幸せのハート?猪目の謎を解く part2』

http://koboku.org/articles/66

このあいだの続き。 第一回目は明治神宮に数多くある猪目を軸に僕の妄想を展開しました。 そして、今回はさらに妄想を膨らませます。

明治神宮を楽しむ 第3回『明治神宮御苑は神秘の森だった』

http://koboku.org/articles/67

明治神宮には御苑があります。苑内にある清正井はパワースポットとして有名ですが、四季折々の花や紅葉などが楽しめる、江戸時代から続く8万3千㎡もある庭園です。正直、僕は庭園好きでも花を見て感傷に浸る性格でもなく、庭園に500円払って行くことに躊躇していましたが、行ってみたらお金を払う価値ありだと思いました。

この記事のライター

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