今日の古木#12「古木(古材)ってお高いんじゃないの?」

今日の古木#12「古木(古材)ってお高いんじゃないの?」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第12回は、1本の古木を例に、古木(古材)を使って家や店舗をつくりたい!と考えている方がおそらく本当に知りたいであろう情報をお届けします!


やってまいりました、今日の古木!

今日の(記事作成時:4月26日)大町倉庫からの景色。

冒頭から古木とは関係のない写真ですみません。。

久々の快晴で遠くの山並みまでくっきり見えて、とても気持ちが良かったのでつい、、、笑

ということで今回はタイトルにもある通り、

「古木っておしゃれだよね〜、趣があっていいよね〜、なんかカッコイイよね〜」
「、、、でも実際のところ、お値段的なところはどうなの?」
「お高いんじゃないの?」

といったような核心に迫る内容を1本の古木を例にあげて紹介していきます!

永久保存版ですよ!!!笑

古民家の解体から始まります!

1本の古木を紹介しようにもまずは、どこかしらの古民家を解体しなければなりません。

ちょうどつい先日、長野県の辰野町で古民家を1軒まるまる解体してきまして、状態の良い古木たちを引き取ってきました。

その時の様子は、以前の記事「今日の古木 #8」にて紹介しておりますので、
見てないよって方は下のボタンをクリック!!!

< 「今日の古木#8」はこちら

これを見てから先に読み進めて行ってくださいね!笑

1本1本まごころ込めて下処理します!

こちらが実際に辰野町の古民家から引き取ってきた古木たちの中の1本です。

古木情報はざっと以下の通りです。

樹種:松
寸法:140×170×3500
部位:胴差し

これは、解体した古民家から持ってきたそのままの状態なので、
もちろん、ホコリやスス、釘などがたくさんついたままです。

シール?らしきものが張り付いてますね。

釘さん、おはようございます!

釘さん、ホコリさん、こんにちは!!

こんなところにも!釘さん、お疲れ様です!!!

このような状態から1本1本、手作業で釘を抜き、磨いて、ホコリやススを除去していきます。

そして生まれ変わった古木の様子がこちら!

ススやホコリが綺麗さっぱり!

シール跡もスッキリ!

たくさんいた釘たちはどこへ?笑

「松」本来の綺麗な縞模様が浮かび上がってきます!

ここまで綺麗にされたらこの松も相当喜んでいるのではないでしょうか??

まさにVIP待遇。

もし自分がここまでされたらかなり嬉しいです!笑

いいなあ〜、、、今度の休みに髪でも切ってくるかな。

木は生きているんです!

以前の記事でも少し触れましたが、木材というのは基本的に水分を含んでいます。

水分を含んでいると、経年で木材が徐々に乾燥していった時に、材が反ってきたり、ヒビ割れが起こったり、縮んでくるなどの狂いが生じます。

山翠舎で引き取られた古木は基本的に、古民家の材として100年以上使われてきたものであり、
古木そのものに含まれる水分は、その長い年月によって、ほぼほぼ乾燥しきっている状態と言えます。

しかし、含まれる水分が0になるということはなく、木材自身も水分を吸ったり吐いたりしてます。

お気づきの方、、、そうです。

「木は生きているのです!!」←このセリフ、何回目?笑

山翠舎の古木が家や店舗に材として使われる際には狂いの少ない少しでも乾燥した状態で、
なおかつ、たくさん息をして血の巡りの良い古木をお届けするため、1本1本隙間を空けて並べ、段々と積み上げ、大切に保管、管理しています。

大町倉庫内の様子。

まとめ

タイトルにもある通り、「古木(古材)ってお高いんじゃないの?」という疑問に関して、

お金にある程度余裕のある方だったり、古木に魅力を感じる方だったり、人によって価値感は様々ですが
率直にお答えしますとやはり多少はお高くなってしまいます。

解体から始まり、手作業での下処理、乾燥保管というなんたってVIP待遇を受けた選ばれし古木たちですから!笑

もとの古民家も、何もなければ解体されて単にゴミとして燃やされてしまう運命でした。

そこに山翠舎が入ることにより、こうして古木たちが生かされ、また他の新たな家や店舗で活躍の場が広がる。

そんな目には見えない付加価値のようなものを少しでも感じとって頂けたら何よりです!


それはそうとして細かい金額を知りたい!という方がおりましたら、お気軽にお問い合わせを!笑

ではでは今日はこの辺で!
また次回の古木でお会いしましょう!!



古木でここちよいお店をつくろう - 店舗デザイン設計施工・古材買取販売・古民家移築解体再生 - 古木の店舗デザインNo.1/木のお店つくるなら山翠舎(さんすいしゃ)

https://www.sansui-sha.co.jp/

古材専門店を営む店舗デザイン店舗設計施工会社の㈱山翠舎さんすいしゃは創業84年。ストック数全国最多の古材倉庫と木工場、製材所を持つ、新スタイルの設計施工会社です。ウェブではレストラン、カフェ、バー、美容室などウッディな施工例を多数紹介しています

< 前回はこちら
> 次回はこちら
「今日の古木」連載一覧はこちら

この記事のライター

大町にて絶賛古木修行中!

関連する投稿


今日の古木 #19「大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱」

今日の古木 #19「大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第19回は、泣く子も黙る!大町最大級!? 極太ケヤキの大黒柱を紹介します。


今日の古木 #18「極厚&貴重!!松の古木板」

今日の古木 #18「極厚&貴重!!松の古木板」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第18回は、何度目かの「木」ではなく「板」編です。先週、大町倉庫の仲間に新たに加わった、新入り優等生の松を紹介していきます!


今日の古木 #17「土蔵の棟木」

今日の古木 #17「土蔵の棟木」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第17回は、土蔵の棟木について。そもそも土蔵とは? 棟木とは? さらにそこに墨で書かれた文字が意味するものとは一体何なのか?


今日の古木 #16「THE・日本建築 床の間に隠された秘密」

今日の古木 #16「THE・日本建築 床の間に隠された秘密」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木たちを『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第16回は、日本建築そのものをあらわしていると言っても過言ではない和室の床の間。そこに隠された秘密とは一体何なのか?探っていきます。


今日の古木 #15 「鉄刀木の床柱」

今日の古木 #15 「鉄刀木の床柱」

山翠舎大町倉庫にあるたくさんの古木たち。そんな中から、また新たな住居や店舗などに活躍の場に移そうと今か今かと待ちわびている古木を『今日の古木』と題し、1本ずつ紹介していきます。第15回は、「鉄刀木」でなんと読む? 珍しい木を使った古民家の床柱を紹介していきます!


最新の投稿


「築150年の土蔵を手放す」古民家解体の裏にある、持ち主海川さんの想い。

「築150年の土蔵を手放す」古民家解体の裏にある、持ち主海川さんの想い。

長野県大町市平の国道148線沿いに建つ、海川盛利さん所有の築150年という大きな土蔵。今回、JR信濃木崎駅に向かう歩道拡幅工事のために解体せざるを得ない状況になりました。この海川家に代々受け継がれてきた土蔵に使われていた古木を、山翠舎で買取させて頂くことになりました。そのままの状態で取り出すのは難しいと思われた長さ8mにも及ぶ巨大な棟木も、切ることなく運び出すことに成功。今、大町の倉庫で次なるステージの出番を静かに待っています。(取材・文:横澤冨美子)


「森林認証制度」のこれまでと今 -後編- 【FSC®ジャパン事務局長・前澤英士さんに聞く】

「森林認証制度」のこれまでと今 -後編- 【FSC®ジャパン事務局長・前澤英士さんに聞く】

企業のグローバル化が進むなか、人権やコンプライアンスの遵守、環境問題への配慮などを含めた社会貢献活動(CSR)が注目されています。とくに、環境問題への取り組みでは「FSC森林認証」を受けた材料やプロジェクトを企業が積極的に採用する動きが世界的に広がっています。この「森林認証制度」を日本国内で推進しているのがFSCジャパン。どんな活動を展開し、どのような将来展望を描いているのか、FSCジャパン事務局長の前澤英士さんにうかがいました。その後編です。


「森林認証制度」のこれまでと今 -前編- 【FSC®ジャパン事務局長・前澤英士さんに聞く】

「森林認証制度」のこれまでと今 -前編- 【FSC®ジャパン事務局長・前澤英士さんに聞く】

企業のグローバル化が進むなか、人権やコンプライアンスの遵守、環境問題への配慮などを含めた社会貢献活動(CSR)が注目されています。とくに、環境問題への取り組みでは「FSC森林認証」を受けた材料やプロジェクトを企業が積極的に採用する動きが世界的に広がっています。この「森林認証制度」を日本国内で推進しているのがFSCジャパン。どんな活動を展開し、どのような将来展望を描いているのか、FSCジャパン事務局長の前澤英士さんにうかがいました。まずは、前編です。


新時代の図書館を模索した「信州・学び創造ラボ」後編 【県立長野図書館長・平賀研也氏に聞く】

新時代の図書館を模索した「信州・学び創造ラボ」後編 【県立長野図書館長・平賀研也氏に聞く】

2019年4月、令和の時代を前に県立長野図書館内にオープンした「信州・学び創造ラボ」。県立長野図書館は、もともと長野市長門町にあったが、同市若里公園内の現在の場所に1979年に開館しました。今回の大規模リノベーションが行われたのは閲覧室や会議室のあった3階フロア。情報の多様化が進展する中で、人々が知見を得る拠点として、どういった図書館の形が望ましいのか、議論を重ねながら理想を追い求めたといいます。設計を担当した長野市の「宮本忠長建築設計事務所」の設計士と、図書館館長の平賀研也さんに話を伺いました。


新時代の図書館を模索した「信州・学び創造ラボ」前編  【宮本忠長建築設計事務所3人の設計士に聞く】

新時代の図書館を模索した「信州・学び創造ラボ」前編 【宮本忠長建築設計事務所3人の設計士に聞く】

2019年4月、令和の時代を前に県立長野図書館内にオープンした「信州・学び創造ラボ」。県立長野図書館は、もともと長野市長門町にあったが、同市若里公園内の現在の場所に1979年に開館しました。今回の大規模リノベーションが行われたのは閲覧室や会議室のあった3階フロア。情報の多様化が進展する中で、人々が知見を得る拠点として、どういった図書館の形が望ましいのか、議論を重ねながら理想を追い求めたといいます。設計を担当した長野市の「宮本忠長建築設計事務所」の設計士と、図書館館長の平賀研也さんに話を伺いました。


Ranking


>>総合人気ランキング